失敗しない社内恋愛アプローチ術

■約半数の人が社内恋愛を経験済み!?

　一緒に過ごす時間が長く、親近感から恋が生まれやすい職場での出会い。世界最大のインターネット恋愛・結婚サーチ『match.com』の「独身男女の意識調査『第10回 match.com愛の調べ～春の出会い編～』」によると、25歳～39歳の一般独身男女469名のうち約半数の49%の人が社内恋愛を経験しています。

ただ、素敵な出会いがあっても、周囲の目は気になるし、仕事に影響しては困ります。相手に好意を伝えるためには、社内恋愛の場合とくに工夫が必要です。そこで、今回は職場での出会いを上手に恋に発展させる方法をご紹介します。

■相手に“リスク”を感じさせない慎重なアプローチが効果的

　約半数の人が経験している社内恋愛ですが「これから社内恋愛をしてみたい」と答えたのは1/3（32%）のみで、「社内恋愛はしたくない」と答えた人は約半数（49%）もいました。

　「社内恋愛をしたくない」と答えた人の55%は、「別れた後が面倒だから」という回答。身近にあるぶん、そのリスクを多くの人が感じています。社内恋愛には、「仕事がしづらい」「人に噂されるのがイヤ」「別れたら会社にいづらくなってしまう」といったマイナス面があります。周囲の目があるだけに、アプローチにも慎重さが求められるのです。ちなみに、私が考えるオフィスでモテる三大要素は以下の３つ。

１．上司や同僚の悪口を言わない

２．仕事とプライベートのけじめをつける

３．相手によって態度を変えない

　まず「上司や同僚の悪口を言わない」というのは、どんな美人でも人の悪口を言っているときの顔は魅力的じゃないから。

　たとえば、お酒の席だとしても人の悪口や暴露話を好んでする人は「口が軽い」という印象を持たれ、「自分のプライベート話を、この人にするのはやめよう」と思われることも。「Ａちゃんが不倫してるの知ってる？」「内緒だけど、Bくんに口説かれたことがあるの……」と、ペラペラ何でもしゃべってしまう人と社内恋愛する勇気のある人は稀です。

　けじめがあって仕事は仕事で頑張り、プライベートも思いっきり楽しめるという人は、社内恋愛も秘密厳守でうまくいきます。逆に「相手によって態度を変える人」というのは、仕事に私情をはさみ、自分の都合や機嫌によって相手を振り回します。「相手によって態度を変えない」というのは八方美人になれ！ということではありません。また、好きな人に対してムリに感情を押し殺すということでもないのです。

　「仕事は仕事」「恋愛は恋愛」と割り切れる大人の感覚がないと、職場での出会いを恋愛に発展させるのは難しいし、オフィスではモテないのです。

■タイミングを逃さず、社交辞令の枠をこえて“さりげなく”接近

　社内恋愛は、仕事に影響がないようにアプローチに慎重さが求められますが、ただ誘われるのを待っているだけではライバルに先を越される可能性もあります。

　勇気を出して誘っても「今度ごはんでも行きましょう」「近いうち飲みに行きましょう」だけでは、社交辞令と受け取られることが多いのでは？　具体的に「来週の金曜日」など、曜日や日にちを言って具体的に約束をするほうがいいようです。

　２人で食事したくらいでいきなり恋人気取りでは相手が引いてしまうかもしれませんが、一緒のいることが楽しい、また２人でどこかに行きたいという意思表示はハッキリしたほうがいいかもしれません。顔を合わせる機会は多くても、アプローチできるチャンスは限られています。好意をただの社交辞令だと流されないように挨拶やお礼を言うときには、他人とほんの少し差をつけるように心がけてみてください。

■社内恋愛にはリスクだけではなく、メリットもある

　合コンやパーティーなど「異性としての魅力をいかに発揮するか」という気合い勝負の出会いでは、第一印象が最も重要。最初の段階で「恋愛対象圏外」と判断されると、その後に必死でアプローチしても挽回は難しいものです。

　しかし、社内恋愛の場合、最初は何とも思っていなくても話をしているうちにだんだん好きになっていく……というケースが多いのです。お互いに仕事での苦労を理解しあえるのも社内恋愛のいいところ。人には、自分が一番努力しているところを認めてもらいたい、理解してほしいという思いがあります。大切な人の頑張っている姿を応援しながら、お互いに信頼できる関係を築けるのが社内恋愛。

　慎重になる、ということには周囲の人への気配りの大切さが含まれます。焦らず、しっかりタイミングを見極めて気になる人にアプローチしてみてはいかがでしょう？

 

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